記者の熱量伝わる記事 「聞く新聞」で
「おびハピ! ニュースの門」が2月25日に放送100回を迎えました。番組パーソナリティーのHappyだんばらさんと小尾渚沙さんに、印象に残っている記事や放送、記事を書いた読売新聞記者への感想などを読売新聞さいたま支局の記者が聞きました。
100回記念放送インタビューの音声はコチラ
記事から世界広がる
番組の放送が100回を迎える感想は?
- Happy
だんばら -
「もう100回なの」という感じです。毎回フレッシュに「今日はどんなこと」「今週はどんなこと」という気持ちで、記事を通して記者さんのお話を聞けるのが楽しいので、あっという間に100回目というのが素直な感想です。
- 小尾渚沙
-
「もう100回なんだ」という気持ちです。このコーナーのファンの方も増えてきて、私たちもすごくうれしいです。
これまでで印象に残った記事を教えてください。
- Happy
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「培養肉 目指すは『夢の宇宙食』」(2021年4月16日掲載、5月22日放送)です。記事の中で特に気になったのは、「1㌔の荷物を宇宙に運ぶのに330万円かかる」という部分です。地産地消をしなくては駄目じゃないかと強く感じた記事でした。昨今、燃料費などが高くなっていて、食べ物の値段も値上がりしているので、やはり地産地消が最終的に自分たちに返ってくることじゃないかなと思いを強くしました。
- 小尾
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私は、競馬でユニークな名前の競争馬が各地で活躍しているという記事「馬名 インパクトも大事」(2022年10月13日掲載、11月19日放送)です。「アイアムハヤスギル」とか、「オヌシナニモノ」といった珍名馬の存在感が増しているという記事で、自分だったら何という名前をつけるかなと、記者さんと一緒に名前を想像したのがすごく楽しかったです。新聞にもこういう記事があるんだって楽しく話を聞き、自分の知らなかったニュースを知って世界が広がった印象があります。
テーマ:培養肉(2021年4月16日掲載)
培養肉 目指すは「夢の宇宙食」
テーマ:競走馬(2022年10月13日掲載)
馬名 インパクトも大事
他に印象に残った記事ありますか。
- Happy
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「スニーカー人気 日本を快走」(2022年8月18日掲載、9月17日放送)です。自分自身が学生の頃にスニーカーブームのど真ん中にいましたので。1995年からずっとスニーカーはファッションプラスアルファ、カルチャーの中心にあったもので、それをファッション雑誌ではなく新聞で見るのは新鮮で、どのような切り口なんだろうと思いました。カルチャーやファッションで見るのとはまた違ったアプローチで、スニーカーから社会を見ている感じで面白いなと、食い入るように読んでしまいました。
- 小尾
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私は「アルコール『ちょっと』が良い」(2022年1月12日掲載、2月19日放送)という記事です。お酒が好きなので、「微アル飲料」(アルコール度数1%未満)の必要性を感じたことはなかったんですけど、この記事を読んで「飲んでみようか」と思えました。飲んだ後に仕事をしたいとか、本を読みたいといったときに、微アル飲料はちょうどいいと聞いて、「いいかも」と思いました。
テーマ:スニーカー(2022年8月18日掲載)
スニーカー人気 日本を快走
テーマ:微アル(2022年1月12日掲載)
アルコール「ちょっと」が良い
ニュースの門のコーナーを担当して、新聞の読み方が変わったり、見方が変わったりしたことはありますか。
- Happy
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まず1面でニュースの門の記事があるページを確認すると、そのページから見て記事を切り取るところから作業します。ニュースの門の裏面にある記事は、読売新聞オンラインでしっかり押さえます。
- 小尾
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テレビやラジオのニュースで見たり聞いたりする方が楽かなと思ったこともありましたが、やっぱり活字で読む楽しさを改めて感じました。
言葉のプロの選択
活字で読む楽しさは、どういうところに感じますか?
- 小尾
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言葉のプロたちが連ねている言葉なので、チョイス(選択)がすごくいいですよね。読売新聞の記者の方の印象なのか、すごく記事を愛しているイメージもあって、言葉のチョイスが素敵だなと思っています。謙虚で丁寧なイメージがあります。
- Happy
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謙虚ですが、ちゃんと調べて届けていますという感じがありますね。
読売新聞の記者と話していて、どのような印象を持ちましたか。
- 小尾
-
難しそうなニュースでも、わかりやすく説明し、背景から今後の展望まで教えてくれます。言葉を大事にしている印象もあります。
- Happy
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新聞は集めてきた情報をしっかりと届けるという大切なデータがあるじゃないですか。さらにそこに記者さんの思いや、直接は言わなくても文章の中に思いがあったりするのは、これはすごい仕事だとリスペクトしています。
言葉を扱う点では、ラジオも同じです。わかりやすい説明など普段工夫していることはありますか?
- Happy
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この言葉の先で誰かが傷つくかどうかに気を付けて言葉選びをしています。どの世代のどんな方が聞いているか、番組にメッセージをくれた人とのやり取りでも、聞いた人たちはどう思うかは意識しています。
- 小尾
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ラジオではリスナーが見えないので、想像するようにしています。
小尾さんの大学時代の同級生で読売新聞記者になった本人が出演した「後継ぎ不在 M&Aが解決」(2022年11月18日掲載、12月3日放送)がありました。
- 小尾
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一緒に就職活動を頑張ってきた仲間です。同級生は新聞記者になり、私はアナウンサーになってお互いの夢がかない、それぞれの世界で頑張ろうねとか、いつか一緒に仕事ができたらいいねと言っていたので、それがかないすごくうれかったです。
テーマ: 事業承継(2022年11月18日掲載)
後継ぎ不在 M&Aで解決
今後こんなテーマが読みたい、知りたいというテーマは何ですか?
- Happy
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「ラジオ」を取り上げてほしいですね。新聞記者の方がどうアプローチするのか。言葉を扱う点では近いので、そういうところも踏まえて、読んでみたいですね。
- 小尾
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ケアストレスカウンセラーという資格を持っているので、ニュースの門で心と体のバランスの大切さ、心身ともに健康でいられるためのヒントを知りたいと思います。
視野を広げる新聞の力
「ニュースの門」の魅力を一言で表すと?
- Happy
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漢字一文字で「知」ですね。まったく意識してなかった記事でも、この番組を担当するようになって、まず先に第2土曜日には「ニュースの門」の記事を読むようになりました。なぜこの記事を取り上げているんだろうと考え、世の中こうなっているから、記者がこの問題が気になっているというところを狙っているんだなということがわかり、「知」と感じます。
- 小尾
-
「うんちくの宝庫」ですね。「へぇ、そうなんだ」って、早く誰かに言いたいって思えるような記事ばかりで「へぇ」が満載だなというふうにいつも思っています。自分の視野を広げるのに、新聞はものすごく大きな力があるんだなって、このコーナーを通じて実感しました。
記者とのトークでは、どのようなことを心掛けていますか
- Happy
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一人の読者であり、リスナーのような感じで、気になったことを聞かせてもらっています。質問にも記者が優しく答えてくれるので、「先生」と思いながら接しています。
- 小尾
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教えて、教えてと、私たちは本当に子供のような気持ちですよね。
インターネットやSNSの時代に紙の新聞を読む良さはどういったところですか。
- Happy
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移動中などに読売新聞オンラインをスマホやタブレットでも読みますが、紙の新聞の方が読んでいる実感があります。新聞の1面から最後のテレビ欄まで読む行為がルーチンになっています。新聞に1日をスタートさせてもらってるところがあります。また、記事を切り取ることによって記事を記憶して、より自分のものになる感覚があります。
- 小尾
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ネットで検索すれば、政治やスポーツなど何でもすぐニュースに触れることができる便利な時代になったと思う反面、自分の興味のある分野にしか接しないことになります。自分が検索すると、私の好みのニュースしかネットで表示されなくなるじゃないですか。それは結局、新しい私になれない、今までの私で終わっちゃうということです。新聞なら紙面を通じて、こういう記事もあるよ、こういうところも読んでねという提示があり、新しい自分に出会える気がします。ネットのニュースも便利ですけど、やっぱり「へぇそうなんだ」という回数は新聞の方が多いのかなと思います。今すぐ知りたいっていうときには、さっと検索してネットニュースに頼ることも多いですが、自分好みのニュースしか入ってこないことはありますよね。
新たに番組を聞かれる方にメッセージをお願いします。
- Happy
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文字プラスアルファで「聞く新聞」という形で、記者がどういう思いで取材をしているか、文字プラスアルファ熱量、記者の思いが伝わるのが、「おびハピ! ニュースの門」です。読みながら、聞きながら、記事を楽しんでもらいたいと思います。
- 小尾
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取材した記者本人の話を聞く機会はなかなかないことです。新聞を読んでいても、どんな人が書いているのかわからないですが、ニュースの門はこの記者がこの記事を書いたということがわかるのが、すごくうれしいと思っています。記者の熱量も感じられますし、「へぇ、そうなんだ」と、とにかく「へぇ」が満載なのでリスナーには楽しんでほしいと思います。
100回記念放送インタビューの音声はコチラ
100回記念放送に寄せられたリスナーの声の中から、「印象に残った」と投稿のあった放送回をピックアップしました。
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